4.磁気リコネクション
谷川(名大・理・地球惑星)、
上原(京大・理)、
高橋(愛教大)、
佐々木(東大理、国立天文台)、
高橋(茨城大・理工)、
野呂(千葉大・自然科学)
- Introduction
- Craig and Henton 1995
- 定常・非圧縮の仮定の元で、解析解(特解)が存在
- しかし、安定かどうかは不明。
⇒ 数値シミュレーションで安定性を解析
- 手法
- 定常解析解を初期条件にして時間発展させ、場の定常性をチェック
- 初期条件(定常解析解)
ただし、
- 境界条件
- 非圧縮流体への近似
- 結果
- パラメータ1 (E=0.1, η=0.01, α=-1.0, β=0.25, γ=0)
E:一様電場, η:抵抗率
- 解析解
左図:流線関数、右図:磁場
- 計算結果(50×50 grids, dx=0.04)
速度ベクトルと磁力線
- パラメータ2 (E=0.1, η=0.01, α=1.0, β=2.0, γ=0)
E:一様電場, η:抵抗率
- 解析解
左図:流線関数、右図:磁場
- 計算結果2-1(50×50 grids, dx=0.04, [-1.0,1.0])
速度ベクトルと磁力線
- 中心付近で回転を始めている
⇒ 不安定? → 計算グリッド数を倍にしてチェック
- 計算結果2-2(100×100 grids, dx=0.02, [-1.0,1.0])
速度ベクトルと磁力線
- グリッドによる影響ではない?
⇒ 不安定??
→ 計算領域を変化させてチェック
- 計算結果2-3(150×150 grids, dx=0.02, [-1.5,1.5])
速度ベクトルと磁力線
- 計算結果2-4(長時間)(50×50 grids, dx=0.04, [-1.0,1.0])
速度ベクトルと磁力線
- パラメータ3 (E=1.0, η=0.01, α=1.0, β=2.0, γ=0)
E:一様電場, η:抵抗率
- 計算結果3(50×50 grids, dx=0.04, [-1.0,1.0])
速度ベクトルと磁力線
- まとめ
- 不安定が起こる場合と起こらない場合があった。
- 不安定はグリッド・計算領域に依らず起こるようであった。
- 解析解の速度シアが大きいほど不安定のようだった。
→ シア不安定?