データベース名 | STEP 極域磁場データベース |
---|---|
提供機関名 | 東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻 |
概要 |
当研究グループが1984年以来、極冠域、オーロラ帯、亜オーロラ帯、その他で実施してきた幾つかの磁場ネットワーク観測によって得られた観測データのデータベースと原データの提供を目的として構築を進めている。 1991年以前の観測データは短期の観測キャンペーンネットワークあるいは2~3の連続観測地点で取得されたものである。 現在稼動中のネットワークは1991年~1997年に実施された国際共同研究事業「太陽・地球エネルギー研究計画(STEP)」に始まり、その間に順次強化・展開されたものである。従って、STEP期間に取得されたデータがデータベースの中核となるが、それ以降取得されたあるいは今後取得されるデータも極力公開する。 データベースの構築とデータの公開は大まかには一般的必要性と作業量の兼合いに基づく優先順位に従って作成された。 データの取得時期(STEP期間(p1),STEP以降(p2),STEP以前(p3))と時間分解(1分(a1),1秒(a2),0.1秒(a3))の組み合わせによる分類マトリックスで表す。 時間分解能1分、1秒はFluxgate磁力計、0.1秒は誘導磁力計により夫々取得されたデータを表す。 (a1) (a2) (a3) (p1) Y Y Y- (p2) Y- Y Y- (p3) Y- Y- Y--- 2003年、最も高い優先順位のYは既に完成しているが、Y---の実現はかなり先になるであろう。 2004年、すべてのマトリクス要素データが公開され、全てのデータが自由にダウンロード可能となり、ウェブページ内でのプロット表示サービスも整備された。 オンラインデータ転送による準リアルタイムデータ取得・表示 1999年7月- Gakona, Alaska より誘導磁力計データ、毎10分の転送 2001年10月-LaRonge より フラックスゲート及び誘導磁力計データ、1日1回転送 2004年10月-Fort St John よりフラックスゲート及び誘導時慮計データ、毎10分転送 2006年10月-Lucky Lake よりフラックスゲートお及び誘導磁力系データ、毎10分転送 各データの特性や基本情報、観測地点に関する情報は公開されているウェブページ(http://www-space.eps.s.u-tokyo.ac.jp/~hayashi)のメニュー欄から得られる。提供されるファイルは日時・場所で検索・表示・ダウンロードすることができる。 例、 1999年1月1日、Eurekaの場合、 1秒値ファイル(99_0101.erk) 1分値ファイル(99_0101m.erk) 1秒値ファイル(99_0101.erk) 10Hzファイル(99010100.erk,99010108.erk,99010116.erk) 全ファイルについて会話的に画面上の表示、 ps 形式のファイルとして取得することもできる。表示形式は、磁場データX,Y,Z成分毎に複数観測地点(1分値)1日単位、観測地点毎10日分のスタックプロット、10Hz(誘導磁力計)データについては各種ダイナミックスペクトル。 |
例 |
図1 .フラックスゲート磁力計データのプロット例(Xm成分、Eureka、1999年8月10日~19日) 図2.誘導磁力計データのウェブページ上処理サービスの例。10観測地点データ(Jan. 03,2001; Eureka, Fort Nelson, Gakona, Goose Bay, Hornepayne, Lucky Lake, Borok, Uzur, Mondy)のFFTダイナミックスペクトル(0~1.25Hz,24時間,FFT-XY成分によるホドグラム主軸方向を色表示) |
問い合わせ先 | 林 幹治 前、東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻 〒 110-0033 (気付)東京都文京区本郷7-3-1 TEL: 03-5841-4585 FAX: 03-5841-8321 hayashi[AT]eps.s.u-tokyo.ac.jp qyi05527[AT]nifty.com |
公開情報 |
http://www-space.eps.s.u-tokyo.ac.jp/~hayashi http://step-p.dyndns.org/~khay (現サービス拠点、2004年以降) |
CAWSES & S-RAMP CD/DVD-ROM | OB0008 OB0009 OB0010 OB0011 OB0025 |