極域イメージングリオメータデータベース
1.データベース名: 極域イメージングリオメータデータベース
Polar Region Imaging Riometer Database
2.提供機関名: 名古屋大学太陽地球環境研究所
Solar-Terrestrial Environment Laboratory, Nagoya University
3.データベースの概要:
このデータベースはSTE研電磁気圏グループが1991年以来、カスプ/極冠域にあたるスヴァールバル・
ニーオルスン(磁気緯度76度)で実施してきたイメージングリオメータ(IRIS)観測で得られた観測デー
タの提供を目的としている。この観測データは現在、北極グリーンランドやアイスランドで観測されてい
る同種のデータ、および南極昭和基地や中国基地で観測されている同種のデータを共同利用することによ
って、北極域オーロラ粒子降下ダイナミクスの研究や、南北両極間でのオーロラ粒子降下の共役・非共役
性の研究に使用されている。また、これらの両極のデータは、超高エネルギープロトン降下に起因する極
冠域吸収の研究にも有用である。
原観測データは、8x8の2次元ビームから得られた64チャンネルの銀河電波強度(サンプル速度、4秒)
で構成されている。この原データから、1ヶ月単位で64個の静穏時日変化曲線(QDCs)を求め、原デー
タの銀河電波強度との差から電離層吸収データが得られる。図に示すように、N4E7ビームを交差する東西・
南北の8ビームからなる16チャンネルの電離層吸収データが24時間プロットで得られている。1991年9月
から2003年9月の期間のIRISデータから、16チャンネルの吸収プロットデータがデータベースとしてCDで
公開されている。
4.データベースの例:
5.問い合わせ先:
西野 正徳
〒470-0208 愛知県西加茂郡三好町ひばりヶ丘2-16-5
TEL/FAX: 0561-31-0239
E-mail: stel_nishino[AT]yahoo.co.jp
6.公開情報:
SPACE-W Database in Japan
Observation (SPACEWDB-J-OB0040)
Data of the Imaging Riometer for Ionospheric Studies (IRIS)
1991/9-2003/9
Version 1.0 March 2004
Solar-Terrestrial Environment Laboratory
Nagoya University
CAWSES SPACE-W Databese List.
CAWSES SPACE-W Home Page.