Solar Flare Telescope
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Solar Flare Telescope
[太陽フレア望遠鏡]
文部省科学研究費補助金・特別推進研究(昭和63年度から5ケ年)により、 三鷹構内の北西の端に建設された太陽フレア望遠鏡は、三鷹キャンパスの主力観測装置です。
 太陽フレアは、太陽のコロナの中で起こる大爆発です。太陽黒点は強い磁場を持っていますが、その磁力線はコロナにまで伸びていて、黒点の運動がもとになってコロナ中の磁場がひずみ、それがある限界を越えるとフレアという大爆発を起こすのだろうと考えられています。この仮説を検証するため、太陽フレア望遠鏡には口径15cmと20cmの望遠鏡が2本ずつ搭載され、太陽表面の磁場分布とガスの流れを計測すると同時に、黒点の形の変化や、水素のHα線によるフレアの観測を行うことができます。
 観測はすべてテレビカメラを用いてなされ、得られたデータは直接コンピュー タやレーザービデオディスクに送り込まれます。まさに新世代の太陽望遠鏡で、太陽フレアを総合的に観測できるこのようなシステムは世界で初めてのものです。1991年夏に打ち上げられた人工衛星「ようこう」と協力して、太陽フレアのメカニズムの解明に取り組んでいます。

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