[Hαフレアパトロール望遠鏡] 三鷹におけるHαフレアの観測は、1948年から1965年の間はスペクトロヘリオスコープ(日本光学製)による眼視観測、1957年から1992年の間はHα単色太陽写真儀(フランス、セカシ社製)の写真観測により行われました。1992年からはビデオカメラとパーソナルコンピュータ・画像処理ボードにより、自動化されたシステムとなりました。Hα単色太陽写真儀と観測室は、1999年春に取り壊しとなっています。 自動フレアパトロールの光学系は口径4cmの対物レンズと、ドイツHalle社製リオ・フィルター、CCDカメラです。太陽全面のデジタルHα画像を1分間隔で取得し、フレア爆発を検出すると自動的にその領域の部分画像を約1秒間隔で記録するようになっています。この観測装置は最初は単色太陽写真儀の背中に載せられていましたが、その後、太陽フレア望遠鏡の西隣の輝度望遠鏡の上に移され、現在は新黒点観測望遠鏡に同架されています。 |