25cm Coronagraph
[Japanese/ English]

25cm Coronagraph
[25cmコロナグラフ]
 口径25cmコロナグラフと分光器室、及び直径12mのドームは1971年に建設されました。望遠鏡はクーデ方式を採用しており、極軸を通して太陽光を分光器室に導き、大型の回折格子により高分散(〜0.2Å/mm)と低分散(数Å/mm)の2通りのスペクトルが得られます。現在では冷却CCDカメラや汎用偏光解析装置も装備され、太陽コロナの総合観測が効率的に行なえるようになっています。磁場によるスペクトルの偏光、時間変化の速いスピキュール、赤外域でのコロナホールなどをテーマとして、全国の太陽研究者による共同利用観測が行われています。1991〜1998年には、近赤外の10830Åにあるヘリウムの吸収線による太陽全面のマッピング観測が定常的に行われました。

Back