English

JGN2研究プロジェクト

テーマ名:高速ネットワーク利用によるジオスペース環境情報の共有化と相互利用
     :Common Usage of the Information of Geospace Environment Using High Speed Network

過去のプロジェクト→  ギガビットネットワークによる「ジオスペース環境情報の高度化ネットワーク利用に関する研究」(2000〜2003年)

研究目的

ジオスペース(太陽地球)環境の大規模シミュレーションデータを準リアルタイムで相互交換して、共有化を図り、国内の共同研究機関及び日米双方からシミュレーションデータ解析、3次元可視化、立体視、アニメーション動画作成、4次元動画作成などの高速ネットワークの高度化利用に関する研究を行う。

共同研究機関

  1.名古屋大学

  2.京都大学

  3.愛媛大学

  4.九州大学

  5.独立行政法人 情報通信研究機構(NICT)

  6.山梨県立科学館

研究内容

共同研究機関間(名古屋大学太陽地球環境研究所、京都大学大学院理学研究科、愛媛大学総合情報メディアセンター、九州大学宙空環境研究センター、独立行政法人情報通信研究機構の5機関間)でジオスペース環境の大規模シミュレーションデータを転送するとともに、シミュレーションデータを共有化して国内共同研究機関及び日米双方からデータ解析する方法を確立する。特に、高速ネットワークを介しての3次元可視化、立体視、アニメーション動画作成、4次元動画(3次元可視化に時間軸を加える)作成など、国際標準規格のVRML (Virtual Reality Modeling Language) などを用いた3次元可視化コンテンツの作成、相互閲覧、データ共有化による共同研究を実施する。更に、大量の衛星観測データを相互交換してデータの総合解析を行い、新しく付加価値付けされた解析データを発信し、ジオスペース環境情報の国際的共有化を計る。更にTV会議システムを用いて、各機関間で宇宙天気と宇宙環境に関するリアルタイム研究情報交換を実現する。

具体的には、FAST衛星データをSpace Science Laboratory, University of California, BerkeleyからSTE研に転送して磁気圏粒子環境のデータ解析を行うこと、更に、NASA JPLに構築されている全ての惑星探査データ解析システムPDS(Planetary Data System)を高速ネットワークを介して常時利用できる環境を整備することを計画している。

共同研究機関外で大量のデータ交換を希望する機関

国内 ・地球シミュレータセンター

国外 ・IGPP/UCLA (USA)
    ・Space Physics Research Laboratory, University of Michigan (USA)
    ・Space Science Laboratory, University of California, Berkeley (USA)
    ・NGDC/NOAA (USA)
    ・SEC/NOAA (USA)
    ・GSFC/NASA (USA)

(研究分野)

宇宙科学、太陽地球系科学

(JGN2を必要とする理由)

大規模シミュレーションデータと大量の衛星観測データを相互交換し、共同研究機関の双方から3次元可視化などの解析を行い、準リアルタイムで高度な解析のコンテンツの作成、相互閲覧、データ共有化を実現するために必要。

プロジェクトリーダー

  所属研究機関:名古屋大学太陽地球環境研究所
          :The Solar-Terrestrial Environment Laboratory, Nagoya University
  氏  名:荻野 瀧樹

トポロジー

スケジュール

平成16年度

平成17年度

平成18年度

平成19年度

・各機関JGN-II接続実現

・2点間の接続実験

・TV会議実験

・米国とのデータ転送実験

・3、4点間の接続実験

・TV会議による情報交換

・3次元可視化情報の交換

・米国との研究情報交換

・5点間の接続実現

・TV会議による情報交換

・3次元可視化機能の
共有化の実験

・共同研究機関間の情報
共有化・相互利用の実験

・米国とのデータ共有化・
相互利用の実験

・5点間の定常接続実現

・3次元可視化機能の
共有化の実現

・共同研究機関間の情報
共有化・相互利用の実現

・米国との情報共有化・
相互利用の実現