[黒点スケッチ観測による成果]
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黒点相対数の年変化
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黒点数はほぼ11年の周期で増減しますが、その振幅は一定でなく、数十年にわたる長期変動も見られます。また、南北半球の黒点数にはわずかながら差があり、どちらの半球が卓越するかも年とともに変化して行きます。 |
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黒点緯度分布(蝶型図) | |
黒点の緯度分布が年とともにどう変わって行くかを見ると、左のような、蝶々が並んだような図ができます。活動周期の始めには黒点は緯度30〜40度あたりに現れますが、活動の極大に向かって黒点の発生帯は低緯度に移り、周期の終わりには黒点は赤道付近にできます。 |
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白斑経度分布(蝶形図)及び極域白斑 | |
黒点のまわりには、白斑と呼ばれる明るい点々が見られます。その緯度分布は黒点と同じで、年とともにプロットすると黒点の蝶型図と似た図ができます。一方、黒点のない極域にも、極域白斑とよばれる明るい点が少数ながら見られます。極域白斑は、黒点の少ない活動極小期に最も多く現れます。 |